なんちゃって陸マイラーのSFC修行

ANAマイルを年間50万以上を手抜きで獲得する陸マイラーのブログ

ANA旅行積立プラン: 2%アップのキャンペーンで将来のSFC修行に備える

 こんにちは、AMFです。あまりメジャーではないようですが、ANA旅行券という商品券があります。そしてその旅行券を手にする方法として、お金を支払って満期にANA旅行券をサービス付き(預金でいえば利息に相当)でもらうという、ANA旅行積立というのがあります。もともとは1年満期で満期時に年利3%相当の、あるいは半年満期で2.5%相当を加えた額のANA旅行券をもらえるという、この低金利時代にそこそこ使えそうなサービスなのですが、2017年1月末まで、満期時の受取額10万円ごとに2,000円相当のANA旅行券をプレゼントして実質5%以上がサービスされるというキャンペーンを張っています。

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  実は通常の年利3%ではあまり旨味がないという話は、すでにやじり鳥様が検討されているのですが、キャンペーンを加味するとこれが結構イケそうで、自分も購入を検討しているところでなので、ANA VISAカードで決済するときの損得勘定と、余った場合の対処についてメモしておきます。

 通常の年利3%、半年で2.5%の場合に、いくら払っていくら分のANA旅行券をもらえるかについては、公式サイト(ANA Sales)に載っています。


また、やじり鳥様の検討はこちらです。


 公式リンクには30万円、50万円、100万円の場合が掲載されています。実際には100万円もぶっこむ人はいないと思いますが、計算がわかりやすいので一時払いで1年後満期で100万円分の旅行券をもらうコースで検討します。10で割れば10万円のコースの状況がすぐわかります。

 

ANA旅行券の概要

 

  • ANA航空券、旅行商品(旅作、ハローツアー)などに利用可能→ ANA旅行券のご利用について
  • 1,000円券と10,000円券がある。
  • 有効期限は5年間

 

 

実際に旅行に使う場合

 100万円分のANA商品券を受け取るためには 970,874円を払って1年間待つことになります。キャンペーン期間中は、970,874円を払って1年後に102万円分のANA商品券を受け取り、102万円分の旅行をすることになります。この支払は ANAカードでできるので、970,874円消費相当のクレジットカードポイントが付与されます。そこで参考のためにANA VISAワイドゴールドカードで支払った場合にポイントをマイル換算するといくらになるか検討しましょう。

  • 支払額: 970,874円
  • 獲得マイル: 9,708~16,627マイル(クレジットカードポイントを1.0% ~ 1.71%(ボーナスポイントをソラチカルートで最大限活用)で交換した場合)

 

 同様に半年満期の場合について計算してみますと、以下のようになります。

  • 支払額: 975,610円
  • 獲得マイル:9,756~16,710マイル

 

 さて、ではその102万円の旅行を普通にANA VISAワイドゴールドカードで支払った場合には、これらがどう変動するでしょうか。ANAサイトで航空券や旅作などのツアーを購入すると、1%のANAマイルプラスがマイル口座に直接振り込まれますから、カードポイントのマイルが102万円分と、マイルプラスのマイル10,200マイルを獲得することになります。

  • 支払額: 1,020,000円
  • 獲得マイル: 20,400マイル~27,670マイル

 

 これらを表にして、積立せずに102万円をカード決済した場合に獲得できるマイルを、支払額の増加分でバイマイルしていると考えた場合のバイマイル単価を計算しました。 

  支払額 獲得マイル カード決済との差額 カード決済にした場合に増えるマイルのバイマイル単価
最小 最大 最小 最大
ANA旅行1年間積立 970,874円 9708 16627 -49,126円 4.59円 4.45円
ANA旅行半年間積立 975,610円 9756 16710 -44,390円 4.17円 4.05円
ANA VISA ワイドゴールドカードで決済 1,020,000円 20400 27670 0    

 

 旅行積立によって約100万円あたり4万円以上のおまけをもらえることになります。いくらカード払いで獲得マイルが増えるといっても、その増加分は1マイルあたり 4.5円で買っているようなものですから、確実にANAサイトで購入できる旅行で旅行に行くことがわかっているならば、このキャンペーン期間中に旅行積立プランを購入しておくのは有りだろうということになります。

 

ANA旅行券が余ってしまった場合

 極端な話ですが、102万円分のANA旅行券を全く使えなくなったと仮定して、それをどう処分するかといえば、知り合い間で受け渡すのでなければ金券ショップに売るぐらいしか処分のしようがないだろうと思います。私が信奉するチケットショップは飯田橋のチケットモモといいますが(ただし最近ANA株主優待券は渋い模様)、その他のチケットショップも含めてANA旅行券は現在94%程度で買い取りをしているようです。そこで、102万円分のANA旅行券を94%で買い取ってもらえた場合、958,000円が戻ってくることになるので、最初に積立た際のカードポイントで獲得できるマイルを、損した金額で購入(バイマイル)したと考えた場合のバイマイル単価を、1.0%(最小)~1.71%(最大)で見てみましょう。 

94%(958,000円)で売れた場合 支払額 損金 獲得マイル バイマイル単価
最小 最大 最小 最大
ANA旅行1年間積立 970,874円 12,074円 9708 16627 1.24円 0.73円
ANA旅行半年間積立 975,610円 16,810円 9756 16710 1.72円 1.01円

 

  すると、ANA VISAカードのボーナスポイントをある程度使えるならば、なんと1円以下のバイマイルができる計算になりました。

 実際には買取額が下がる可能性もあるわけで、バイマイルのためのテクニックとして使うことは到底おすすめできませんが、ANA旅行券が余った場合であっても必ずしも損はしないということにはなりそうです。

 

注意点

 ANA旅行券の最大の欠点として、Web上での購入では利用時に旅行券を送付しなければならないということが挙げられます。しかも、旅作などのツアーであれば着払い可能ですが、航空券では簡易書留の送料を負担する必要があります。

ANA旅行券の使い方 - ANA旅行券のご利用について

 また、上記計算では約100万円を旅行積立に投資せずに定期預金で寝かせておいた場合にもらえる利息などは考慮していません。現在1年物で利息は高くても0.2%程度ですから、大きな違いにはならないはずです。

 ただし、もし使っているANAカードが ANA VISAプラチナカードなどのプラチナ相当のカードですと、普通にANAウェブサイトで航空券・旅行商品を購入したときのマイルプラスが2倍になるので、上記計算とはかなり差が出てあまり得をすることにならないと思います。

 

まとめ

 支払い時にその都度旅行券を送付しなければならないため、SFC修行やダイヤモンド修行に使うとすると、海外旅作中心で行くか、航空券でも一度に大きな額をまとめてプランニングするようでないとちょっと使いづらいというのが正直なところかもしれません。それでも1年ものであればキャンペーンを含めて5%の上乗せがあり、ANAマイルプラスがないことを考えてもかなり有利になるのは確かで、お金で修行を考えている人は一考の価値があるかと思います。

 最後になりましたが、キャンペーンの紹介ページはこちらになります。