ANAカードのボーナスポイントをGポイントに移行する方法と、ポイント消費時の不思議な挙動
こんにちは、AMFです。ご多分にもれず ANA VISAカード(三井住友系)を持っていますが、真性陸マイラーを目指す前は、ANAカードのボーナスポイントを三井住友カードのサイトであるVpassで、1ポイント=3マイルのレート移行していました。
しかしソラチカカードを手にしたANA真性陸マイラーとしては、ANA VISAカードのボーナスポイントは、Gポイントに交換してメトロポイント経由でマイルに交換すると、より多くのマイルになります(1ポイント = 4.455マイル)。そこでANA VISAカードのボーナスポイントを Gポイントに交換する方法をご紹介します。
三井住友カードのサイト Vpassで、ANA VISAカードのボーナスポイントをGポイントに変換するときは少々緊張します。というのは、ポイントを直接マイルに変換しようとする場合は、通常のワールドポイントと、ボーナスポイントとが混ざらないように、それぞれの交換画面でそれぞれの交換上限が表示されるのに対して、Gポイントへの変換のときにはそのような交換上限の表示がなく、下手をして通常のワールドポイントまでGポイントに変換してしまうと、本来10マイル(プラチナカードなら15マイル)になるものを 4.455マイルすることになり、大損になってしまうからです。
ANA VISAカードにおける、通常の獲得ポイントとボーナスポイントとの消費順位については、Vpassの公式ページに説明があり、その説明によると、まず「ボーナスポイント」「プレミアムポイント」を獲得月の古い順に減算し、それらのポイントをすべて使い切った後、通常の「獲得ポイント」を獲得月の古い順に減算すると書かれています。
ですから、ボーナスポイントだけをGポイントに交換したければ、保有しているボーナスポイント数の範囲内で交換を申請すれば、通常の獲得ポイントに食い込むことなく、無事ボーナスポイントだけが消費されることになります。
交換の仕方は次のとおりです。まず、ポイント残高照会画面に出てくる表の一番下の行を確認します。これがいま表示させているカードのボーナスポイント数なので、メモをしておきます。今回の場合は 9,536ポイントです。
続いて、この表より下の方にある「ポイントを使う」に進み、「2.マイレージ・ポイント移行」の中にある「Gポイント」に進みます。
そして「お申し込みはこちら」ボタンが出るのでそこをクリックすると、申し込みポイント数を入力する欄があるので、先ほどメモしておいたポイント数の範囲で、100ポイント単位で申し込みをします。今回は、このカードのボーナスポイント数が 9,536ポイントだったので、9,500としました。
「確認する」を押すと確認画面が表示されるので、確認をして問題がなければ「決定する」を押します。そうすると・・・
「Gポイントの会員登録をしていないか、交換サイト登録をしていません」と表示されました。Gポイントへの交換をする場合には、まずGポイントのサイトで「交換サイト登録」をしておかなければいけないのでした。Gポイントへの登録がまだの方は以下のリンクからできます。
さて、上に示した注意の画面で「「交換サイト登録」はこちら」のリンクに飛んでみたら、どういうわけかGポイントサイトのトップページに飛んでしまいました。これがまたどこにその「交換サイト登録」をするページがあるのかがわかりにくくて一苦労したので、直リンクを貼っておきますとこちらになります。(もしこのリンクが切れていたなら、トップページ左上のキーワード検索欄で「三井住友」を検索すれば出てくるので、「交換する」に進みます。)すると以下のような表示が出ます。
ここで 「Gポイントに交換する」をクリックすると、ようやく初回登録のためのリンクボタンが登場するので、登録を済ませると晴れてボーナスポイントからGポイントへの交換ができる状態になるので、ANA VISAカードの管理画面(vPass)に戻り、改めて一から申し込みをします。
さて私の場合、最初にメモしたボーナスポイントが 9,536ポイントだったので、9,500ポイントを交換申し込みして、交換は即時にGポイントに反映されて、9,500×4.95 = 47,025ポイントがGポイントに積算されました。
一方、ANAカードのポイントの方なんですが・・・
本来なら 9,536 - 9,500 = 36 となりそうなものですが、なぜか 116ポイントになっています。実は私はプラチナカードとは別に ANA VISA Suicaカードを持っていて、そちらのボーナスポイントが 80ポイントあったので、36+80 = 116という計算になったようです。どうやらボーナスポイント部分は、表示上はカード別のポイント数が表示されるにもかかわらず、ポイント交換などによって減算されるときには他のカードと合算して有効期限の近いポイントから消費されるようなのです。今回の場合は、ANA VISA Suicaカードの 80ポイントのほうが有効期限が短かったため、そちらが勝手に先に消費されて、プラチナカードの消費が 80ポイント少なくなり、9,536 - 9,420 = 116 となったと推測されるわけです。
以下のリンクのように、通常の獲得ポイントはカードごとに移行することになることがQ&Aに明記されているのですが、 ボーナスポイントについては違うようなのです。
もし私が今回の交換申し込みの際に、両カードの合算保有ボーナスポイント数である 9,616ポイント(= 9,536 + 80) の範囲内で 9,600ポイントを申し込んでいたとしたら、それが承認されたのかされなかったのかは課題ですが、そこまで考えなくても、残ったボーナスポイントもマイル交換したい場合には、改めて申し込めば大丈夫です。