手数料が一番安いお得な外貨両替、セディナカードは海外旅行絶対必需品
こんにちは、AMFです。海外旅行中の現金をどう調達するかについては、皆さんいろいろ考えるところだと思います。今日はこの観点から、海外旅行の絶対必需品ともいえるカード、セディナカードをご紹介します。
外貨両替には手数料などがそれなりにかかりますが、誰だって手数料などはできるだけ安くしたいですよね。一般的には、海外のATMでクレジットカードのキャッシングをするのが一番安く、現金で両替する場合は、海外に着いてから銀行・窓口等で両替するほうが、日本国内で両替するよりは安いと考えていいと思います。(国際キャッシュカード、プリペイドカードなどもありますが、あまり得でもなく一般的でもありませんね。) 今の時代世界中どこの空港に行ってもATMの1台や2台はあるもので、わざわざバカ高な手数料を出して日本国内で両替していく人は少数派になりつつあると思います。
ただし、海外のATMでクレジットカードでキャッシングをするのにも、手数料なり利息は発生するわけで、特にANAマイラー御用達の三井住友系のANAカードの場合、海外で引き出すときのATM使用料は、1万円以下なら108円、それを超えると216円かかり、さらにキャッシングした日から支払日までの25日~55日間、年利18%(1日あたり約0.0493%)がかかり続けるので、結局約1.2~2.7%の利息がかかることになります。もしその利息を減らすために繰り上げ返済をしようとすると、ATMで返済する場合にはまた上記と同額のATM使用料がかかりますし、窓口に電話して振込返済する場合には、銀行によっては手数料がかかりますし、さらに電話して金額と入金口座を確認する手間がかかり、特に電話がなかなかつながらないことが多いので時間を浪費します。
しかし!
そんな悩みを一気に解決してくれるカードがありました。それがセディナカードです。セディナカードと、その仲間のセディナカード jiyu!da! は、年会費が無料で、しかも海外キャッシングでのATM手数料が無料なのです。しかも明細に利用記録が記載された後は、Pay-Easy(ペイジー)システムを通じていつでもインターネット上で手数料無料で返済ができるのです! 私自身、こんなありがたいカードが存在していたことを最近まで知らず、妻がどこかから情報を得て私に紹介してきたので、先月慌てて発行したばかりです。(注:「セディナカードクラシックとセディナカードファーストは、2年目以降は年会費がかかります))
これがどんなにすごいことか実例を見てみましょう。
セディナカードの手数料の実際
先日私は例の海外旅作激安ビジネスのシンガポール旅行に出かけたとき、セディナカードで100シンガポールドルをキャッシングしました。
利用明細を確認します。キャッシング利用分は「詳細を見る」に記載されます。
今回の場合、遅くともキャッシングした3日後には明細に記載がありました(ただし今回は3日後には返済をせず、返済をしたのは6日目でした)
「ご入金受付」から返済を申し込みます。入金はPay-easy(ペイジー)のシステムを通して行います。その際、ショッピング分もまとめて返済してしまうこともできますが、ショッピング分は第1回支払日までは利息がかからないので、わざわざまとめて返済する必要性はありません。
支払い金額が出ました。6日後の返済で、キャッシング分7,424円に対して追加負担はわずか21円、約0.3%の利息だけです。ATM使用料や繰上げ入金手数料は不要なのです! あまりにうまい話なので落とし穴があるのではないかと思って念のためサービスデスクに電話して確認したのですが、確かに海外キャッシングはATM手数料がかからないということでした。
あとは「申し込み」を押すと金融機関選択画面になるので、銀行を選択し、支払いを完了します。メジャーどころではみずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、ゆうちょ銀行、楽天銀行などのインターネットバンキングが利用できます。詳しくは公式サイトに記載があります。
面倒でなければ、海外滞在中にインターネットでさっさと入金していくことで、利息を最小化できることになります。
海外でのクレジットカード支払いには、最初から手数料が上乗せされている
案外忘れがちですが、海外でのクレジットカード決済には、最初から手数料が上乗せされています。同じシンガポール旅行中のANAカードの明細を見てみましょう。
100シンガポールドルのキャッシングの換算レートは 74.24円でしたが、こちらは75.962円と、約2.3%高くなっています。実際には多くのカードで、カード会社内での決済確定日のレートに1.63%が手数料としてかかるようで、それ以上・以下の誤差はカード会社内での決済確定日のズレから来るものと思われます。それにしても手数料が1.63%では、3日間のキャッシング利息約0.15%、6日間のキャッシング利息約0.3%に比べるとだいぶ高いものになっています。
以上の検討だけからでも、カード払いよりも額面が安くなることは明らかですが、念のためその頃の相場をインターネットで調べてみました。してみるとキャッシングした日と週明けの間のレートは約74.0~74.25程度で、請求に使われたレートもほとんどこれと同じだとわかりました。
もっとわかりやすく考えるための例として、10,000円分の買い物をするときに、クレジットカードで支払う場合と、キャッシングで払って6日分の利息を払う場合とを比べてみましょう。
10,000円の買い物をしたとき、クレジットカードで支払うと1.63%の手数料を取られて、実際の支払いは 10,163円。キャッシングした現金で払うと、その利息が6日分で約10,029円(利息は10,000 × 18% ÷ 365 × 6、端数切り捨て)。
カード払い | 10,163円 | 10,000円+手数料1.63% |
キャッシング(6日後返済) | 10,029円 | 10,000円+6日分利息29円 |
差額 | 134円 |
そうするとその差額は134円となり、この買物をクレジットカードで決済するということは、10,163円を決済した際に付くクレジットカードのポイントを134円で買う計算になります。ANAワイドゴールドカードなどでマイル還元率を最大化している場合には170マイル程度が獲得できるので、マイル単価は 134 ÷ 170 = 0.8円程度となり決して損ではありませんが、かなり微々たる差ということになります。しかも利息の方は早く返済すればさらに安くできます。
海外のクレジット利用では、さらなる上乗せ手数料(サーチャージ)を取られる場合がある
もう一つ見落とされがちなことに、一部海外でのクレジットカード上乗せ金(サーチャージ)があります。海外のクレジット利用では 1.63%のカード会社の手数料とは別に、小売店で手数料を上乗せされる場合があるのです。日本国内ではそのようなことは認められてないのですが、イギリス、オーストラリアなど一部の海外でそれが認められています。
もう6年前の体験談ですが、デンマークのセブンイレブンでクレジットカードで支払おうとしたら、「海外のカードで支払う場合は追加料金がかかるがいいか?」と尋ねられたことがありました。その当時からこの記事を書いている今まで、そんなことがあるのかと思い続けていたのですが、この記事を書くにあたって調べてようやく謎が解けました。サーチャージを認められている国の全ての店でサーチャージを取られるわけではないようですが、実際にサーチャージを取られる場合には、クレジットカードでの支払いが逆に損になることがあるということです。
海外キャッシングの手順は、セディナカードのサイトに紹介があります。
一つだけ注意点:現地での両替レートを選ぶと大損する場合がある
キャッシングを進めていき,下ろす金額を入力したあとに,以下の右写真のように「以下のレートを選ぶことができます」という表示が出る場合があります。このレート選択が落とし穴で,私はオーストラリアでこれで大損したことがあります(この例では,通常1豪ドル88.2円のところを,93.2円のレートを選択させようとしています)。この表示が出た場合は「No」を選ぶのが良いと思います。この表示にだけは十分注意してください。
一番の効能は「必要なときに必要ななだけ」下ろせること
このカードの最大の効能は、キャッシング手数料のことを考えなくて済むので、必要なときに必要なだけキャッシングすれば済むということです。合計でいくら必要かを考えなくても、現金が必要そうなときにちょこちょことキャッシングすればいいのです。ちなみにこのセディナカード、摩訶不思議なことに、日本国内でキャッシングをする場合にはATM手数料がかかります。なんとも不思議なカードです。
なお、海外旅行傷害保険は付帯していないので、その点は注意して下さい。
ポイントサイト経由での申込みで、ポイントサイト+カードのキャンペーンで約10,000マイルを獲得できる
このセディナカードまたはセディナカード jiyu!da! の申込みですが、ポイントサイトを経由して発行するとマイルに交換できるポイントを大量に獲得できます。ここ3ヶ月ぐらい追ってみたところ、最高値はPONEY、ポイントインカム、ちょびリッチ、またはドットマネーモールになっています。いずれも手数料無料でドットマネーに交換できるので、ソラチカルートに乗せて大量のマイル獲得につながります。現時点でどのポイントサイトが一番高値になるかはどこ得で確認できますのでまず確認してみてください。ポイントサイトのことをよくご存じない方は、「そもそもポイントサイトとは一体何なのか?」をご覧ください。(注:「セディナカードクラシックとセディナカードファーストは、2年目以降は年会費がかかります))
2018年1月21日現在、PONEYのポイント還元が、大手ポイントサイトの中では最も高額になっていますので、利用されると良いと思います。
海外両替最強のセディナカードが、PONEYで6,500円分ポイント還元で出ています - なんちゃって陸マイラーのSFC修行
また、セディナカードでは現在キャンペーンが行われており、最大6,000円相当の「わくわくポイント」を獲得できるのですが、このわくわくポイントは Gポイントに交換できるので(5,000ポイント以上交換の場合は1対1交換、それ未満だとレートが悪くなる)、これまたソラチカルートでANAマイルに交換できて、最大5,400マイルになります。条件は、30,000円決済、あと決めプラン申込み、IDまたはQuickPay申込み等です。これらも全てこなすと、ポイントサイトのポイントを合わせると約1万マイルを獲得できます。ソラチカルートについては、 以下の記事をご覧ください。
ソラチカカード: 年間21万6千マイルを作り出す、マイル活動に必須のクレジットカード - なんちゃって陸マイラーのSFC修行
キャンペーン内容のうち、あとぎめプランの申込みが不要なセディナカード Jiyu!da!は最初からリボ払いスタイルのカードですが、こちらも普通のセディナカードと同様に海外キャッシング手数料が無料です。申込後に毎月の支払額を利用可能額と同額に引き上げることによって、実質的に一回払いカードとして使えるようになります。
こちらからポイントサイトに登録し、検索枠で「セディナ」を検索すると案件が出てきます。海外に行く機会のある方には私からの最大のお勧めカードです。
注:ポイントインカムのポイントをドットマネーに交換する場合、1営業日に1回3,000円分までなので、3営業日3回に分けて交換する必要があります。
(Last modified: Jan. 1, 2017)