なんちゃって陸マイラーのSFC修行

ANAマイルを年間50万以上を手抜きで獲得する陸マイラーのブログ

「マイルを貯めたいけど本当に貯まるのかしら」と思っている方へ(その2)

 こんにちは、AMFです。前回の続きのようで続きでない話なんですが、世にあふれる「年間21万6千マイル貯まる!」というかけ声(笑)とまでは行かずとも、それなりのマイルを貯めこむ上で必要な、ポイントサイトを活用するための心構えを書いてみます。前回分をまだお読みでない方は、前回分からどうぞ。

「マイルを貯めたいけど本当に貯まるのかしら」と思っている方へ(その1) - なんちゃって陸マイラーのSFC修行

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ポイントサイト活用は、どこまで図太くなれるかによって成功度合いが変わる

 真性陸マイラーを目指してポイントサイト登録をしたら、ネットショッピングの際に可能な限りポイントサイトを経由してポイントを頂くこと、これはもちろん是非やるべきことですが、ポイントサイトの主戦場はショッピングで1%のポイントを獲得することではなく、クレジットカード発行や外食の覆面モニター等で何千ポイントを頂くところにあるということは前回書きました。それらの「大物案件」はいくつかのパターンがあって、

  1. 外食等の覆面モニター調査
  2. 初回購入やサンプル品購入での高額ポイントバック
  3. 飲み会の幹事になってポイントバック対象店で飲み会を開く
  4. クレジットカード発行
  5. FX(外国為替証拠金取引)口座開設、取引実行
  6. 保険相談(保険プランナーとの面談)

といったところです。このリストを見ただけでもちょっと引いちゃう人もいると思いますが、最初からあきらめて引き下がる前に、実際にこれらをこなすとしたらどんな気持ちになるかを考えてみましょう。1.の覆面モニターは、「わざわざするの?」の感はあっても、こちらも調査員という仕事のようなことをして報酬をもらう感覚ですから、抵抗感少なく参加できますね。ただしモニター枠が思うように取れない場合があることと、報告を書いてアップする必要があるので、面倒くさがりだと難しくなります。2.の高額ポイントバック商品は、必要な物をうまく売っていればいいですが、必要な物がなければ普通はあきらめると思います。しかし世のポイントサイト戦士の中には、必要ない物でも無理矢理購入して、それをヤフオクやメルカリで売り払うという強者もいるようです。図太いほど成功するというのはこのあたりからになります。3.の飲み会幹事は友達、同期、同僚等をダシにしてポイントをゲットするもので、場合によっては図太さが必要かもしれませんし、立ち回り方が悪いとヒンシュクものでしょう。4.のクレジットカード発行は、これまた自分が使うつもりのカードならそれを作ったお礼的にポイントをもらうのはいいとしても、使い続ける気もないのにポイント欲しさにカードを作る図太さがあるかどうかという話になります。5.のFX口座開設もカードと同様である上に、下手にはまると人生変わっちゃうかも知れませんし、6.の保険相談は人間対人間の関係ができちゃうので、なんだかやりにくいですよね。

 

 そうしてみると、本当におとなしい人の場合、なんの気兼ねなしに挑戦できそうなことといえば覆面モニターぐらい、それもそこそこ手間がかかるので結局挑戦する気にならずに、普通のショッピングで1%ポイントをちまちま集める程度で終わっちゃうかもしれません。その程度であってもANAカードやJALカードで貯めるマイルの上乗せになるのですから悪くはないと思いますが、でももうちょっと図太く行きませんか?

 

広告主も、それでもいいとの前提でポイントを提供しているはず

 例えばクレジットカードを作ってポイントを頂くとき、ポイントをもらう側の私達からすれば全然使う気がないカードでも、カードを発行する会社側からすれば「それでもいいからまずはこのカードを持ってみてください!」という考えのはずです。かつて綾小路きみまろさんが、自分が吹き込んだ漫談のカセットテープをあちこちでばらまいていたという話と同じで、タダでもいいからきっかけが無ければその先のつながりも無いわけです。カード会社側からすればポイントを持って行かれてでも「きっかけを持ってくれてありがとう」という考えでしょう。そうやってポイントを持って行った人のうちの何人かだけでもいいから、何かの間違いででもいいからカードを使い続けてくれれば御の字、そういう考えだからこそポイントをばらまいてカードを作ってもらいたがっているはずです。カードを作ってポイントを頂こうとする私達と同じように、カードを発行する会社側だって下心ありできっかけを作ろうと頑張っているのですから、「私もこのカードを作ったら、ひょっとしたら使い続けるようになるかもしれないから」と建前だけでも自分に言い聞かせながら、そこに乗っかってみるのもそんなに悪いことではないと考えてもいいように思います。

 

折角だから図太くなってみよう

 そもそも人間だれだって、うまい話には乗りたいし、損はしたくないものです。2016年4月には、金持ちの人達がタックスヘイブンに資金を投入して、日本での課税を回避していることが判明した事件がありましたね。金持ちの間では常識なのかもしれませんが、一般市民から見ればなんとなくこっそりと行われていたように映るし、合法ではあっても褒められた話ではないでしょう。それに比べたらカード発行でポイントを頂くことなんて、誰もが知ることができる場所でオープンにされた条件のもとに取引するものなわけで、全然咎められる話でもないと思います。

 

 人によっては、使いもしないであろうカードを発行してポイントを頂くことは、なんとなく後ろめたい感じがあるかもしれませんが、その心の壁さえ乗り越えて人並みの図太さを持てさえすれば、2ヶ月に1度ぐらいカードを発行し続けて、ANAであればざっくり2年で60,000マイル(シンガポールビジネスクラス特典航空券)ぐらいはそう難しい話ではなくなってきます。

 

その3に続きます。