なんちゃって陸マイラーのSFC修行

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2017夏のアメリカ皆既日食、ANAの観測ツアーも登場、個人旅行もまだ行けそうです

 陸マイラー・SFC修行界で一人で勝手に盛り上がっている2017年夏のアメリカ皆既日食の話です。今朝、ツイッターでANA旅のつぶやきに、ANAが皆既日食ツアーを売り出したと流れてきました。8月18日出発の5泊7日で、エコノミーで約80万円、ビジネスだと約100万円という目玉が飛び出る金額なんですけど、内容を見ると宇宙飛行士の山形さんをはじめ3人のプロフェッショナルスタッフ同行ということで、その方々の旅費は当然に客が負担するのでそれは高くなるのが当たり前ですね。そんな高額なツアーでも、昼前にはエコノミークラスが、午後6時前にはビジネスクラスも空きなしになりました。そんなに需要があるなら陸マイラー・SFC修行界にもまだ行きたい人がいるのではないかと思うのと、一方私の個人旅行の方もその後にちょっと動きがあったので、ここで改めて皆既日食について簡単にまとめてみます。

 

そもそも皆既日食って

 2009年の皆既日食や2012年の金環食を見た方ならイメージが湧くでしょうが、要は月が太陽を邪魔してしまうわけですね。こんな感じです。

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 部分日食や金環食だと、月が太陽を隠しきれずに太陽の光が見えてしまうので、びっくりするほどには暗くなりませんが、皆既日食だと直接届く光がなくなり相当に暗くなると聞いています。非常に楽しみです。

 

 また、面白いことに皆既日食は18年周期で似たようなパターンで現れるシリーズがあるそうです。その周期のことをサロス周期というそうで、ワロスと関係あるのかと思ったらなんの関係もないのでちょっとがっかりしたのですが、それはともかく今回2017年のサロスを2周期前の1981年に北海道で部分日食として見ており、自分にとってそれが初めての日食観察だったのを思うと感慨深いものがあります。

サロス周期 - Wikipedia

日蝕の周辺 - 田中君的日常

 

 

ANA主催の皆既日食観測ツアー

 ANAが主催する「宇宙飛行士山崎直子さんと観る 2017アメリカ皆既日食観測の旅7日間」ですけど、ざっくりポイントは以下のようです。

  • 宇宙飛行士山形さんをはじめ、プロフェッショナルスタッフ3名が同行し、セミナー開催
  • 宇宙センターなどの見学
  • 皆既持続時間が長いナッシュビルの近くで観測

 日食ツアーは専門業者に一日の長があるようにも思いますが、そこを会社の力で押してきたような印象です。プロフェッショナルスタッフが同行してセミナーを聞いて、真面目な人には嬉しいかもしれませんが、「そんなんいいからとにかく日食見せて!」ぐらいの人には逆に面倒かもしれませんね。確か2009年の日本の皆既日食のときに酒井法子さんが奄美大島に行っていましたが、皆既日食って、ハイになってラリって見るものでもあるような気もします。

  それは冗談としてこのツアーの一番気になるのは、観測地ナッシュビルですね。1ヶ月のうち雨天が8日ぐらいあるようです。雲の量もオレゴンやアイダホに比べるとだいぶ多い予想になっているんですね。宇宙センター見学とか、そもそもANAがヒューストン便を飛ばしているとかなどとの兼ね合いからここが選ばれたのだろうと思いますが、オレゴンやアイダホよりはちょっとバクチ性が高いように思います。

アメリカ横断皆既日食の概要 (TN:テネシー州)

 

 ANAのツアーの紹介ページはこちらです。


個人旅行を今から組むには

 日食はアメリカ大陸を横断するので見ることが出来る場所もたくさんありますが、交通便利が晴天率が高いところとなると西海岸に近いオレゴン州が最も適しているでしょう。オレゴン州最大の街ポートランドへの直行便はありませんが、その北のシアトルへのフライトは皆既日食を中心に1週間の日程でエコノミークラスで14万円台、さらに北のバンクーバーへは12万円台から空きがあるようです。基本的な考え方は1ヶ月前に書いた記事のとおりですが、レンタカーができればそれが一番良く、それが無理なら当日早朝にバスで現地入り出来るようにバスを手配する必要があります。鉄道は難しいようです。ちなみに右側走行の地でのレンタカーを考える場合には、安全性を高めるために以下を参考にしてもらえればと思います。

海外レンタカー: 右側走行で戸惑わないための工夫 - なんちゃって陸マイラーのSFC修行

 

 個人手配のヒントを書いた以前の記事はこちらです。


私の予定その後

 以前の記事で、約7,000円で宿が取れたと大喜びで書いたのですが、3週間以上経ってBooking.comから「宿からその日は泊まれないと連絡があった」と連絡があり、何十キロも離れた街を代替案としてあてがわれたのでした。その代替案はなんと airbnbである上に、皆既日食が見れる場所でもないというとんでもないもので、到底受け入れられるものではありませんでした。メールには「他の希望があれば協力する、お金は出す」とも書いてありましたが、そうでなくてもどこも空いていないのに今から希望して取れるはずもなかろうとお断りしました。というのも実はオンタリオというオレゴンの東端の晴天率が非常に高い場所に、もう一軒保険として宿を押さえていたので(ただし3万円弱)、こうなった以上そちらでいいだろうということにしたのでした。ちょっとずるっこですけど、特殊なイベントのときにはこちらが泣きを見る恐れもあるわけで、万全の備えをしておいてよかったという話でした。

 

 当日が近づくにつれて、宿にも空きが出てくるのではないかと予想しています。