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まだ間に合う? 2017夏のアメリカ皆既日食個人旅行

 こんにちは、AMFです。しばらく記事をお休みしていましたが、その間に思いつきで決めた2017年8月21日アメリカ皆既日食観察旅行の調整に格闘していました。そうするうちに、「あれ? これ今からでも遅くないんじゃない?」と思うに至ったので、今回の格闘と、これからでも立てられそうなプラン例を挙げてみます。今回の日食の概要については、前回記事内のリンクをご参照下さい。

皆既日食を見ることができるか?2017年夏の特典航空券発券完了 - なんちゃって陸マイラーのSFC修行

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航空券はまだまだある

 今回の皆既日食は、天気さえ良ければアメリカ各地で見られます。その範囲は下の図(NASAサイトより)の青線で挟まれた部分ですが、この中でも特に晴れる確率が高いのが、左の端のオレゴン州(ただし太平洋岸除く)と、その右隣のアイダホ州とのことです。特にオレゴン州はシアトルとサンフランシスコの間に位置しており日本からも比較的行きやすいので、最初に思いつくのはオレゴン州のセーラムあたりを目指すというプランになるかと思います。セーラムでの皆既日食は午前10時17分頃です。

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 それでまずフライトの有無を見てみると、ANAの場合は安いわけではないですがそこそこの値段でまだ取れることがわかります。

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 中にはバンクーバー経由シアトル行きのような、乗り換えを含むフライトもありますが、この際なので目を瞑るとすればフライトはそれなりに残っており、それは特典航空券利用でも同様です。シアトル in, ロサンゼルス out, またはサンフランシスコ outや、その逆もあります。なお、往路と復路の空港が違ってもよいならば、複数都市での検索をぜひ活用しましょう。特典航空券の場合はなおさらです。意外な使えるルートが出てきます。

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皆既日食帯の外側に前泊して、当日朝に移動するのが現実的

 飛行機がOKとなると次は宿ですが、残念ながら皆既日食帯の宿はほぼ全滅状態で、たまに空きがあっても普段なら1万円ぐらいの宿が5万円~10万円の高値をつけています。ですから今から予約するとなると皆既日食帯の外側の宿で、当日朝に日食帯に近づきやすいところになるでしょう。その移動手段ですが、公共交通機関(鉄道・バス)か、レンタカーになるでしょうが、まずは鉄道・バスの場合を検討してみましょう。

鉄道(アムトラック) → Train & Bus Tickets - National Railroad - USA & Canada | Amtrak

鉄道の時刻表はこちら。89-90ページ。

バス → Greyhound

 

 セーラムの宿が取れないとなると、その北のポートランドか、南のユージーンに泊まることになると思います。鉄道はアムトラックで検索するとどちらからも早朝に1便あり、チケットはまだ取れるようです。(なお、アムトラックで検索をするとバスの時刻も合わせて紹介されるので注意しましょう) バスもあいていますが、一つ気がかりなのは、特にポートランド側から進入する場合に大混雑になりはしないかという点です。ユージーン側からは大丈夫のような気もしますが、鉄道移動を考えておくに越したことはないように思います。ホテルの予約の際は、Booking.comで地名で検索してマップ表示したものと、Googleで鉄道駅やバスステーションを検索したものとを合わせ見て、できるだけ近いところを探しましょう。ユージーンなら鉄道駅やバスステーションから徒歩20分ぐらいで1万円以下の宿がまだあるようです。なお、前日の鉄道、バスはまだ十分取れるようです。

 

 

レンタカーを借りれるならば、さらに内陸が狙い目か

 レンタカーはシアトルでもポートランドでもまだ取れるようです。レンタカーを借りれるならば、せっかくなのでセーラムよりもさらに晴天率の高い内陸を目指すのが良いでしょう。特にホットになっているのがマドラスという小さい町のようです。5日間に渡ってフェスティバルが催されるようです。いかにもアメリカっぽいですね。

 このサイトの "Buy Tickets" を見ると、前日昼からのフェスティバル&駐車券が50ドル、前日夜10時19分(皆既日食の12時間前)からの駐車券が10ドル、駐車場と市内フェスティバル会場とを結ぶシャトルバスの1日券が5ドル(いずれも手数料別)となっているので、車中泊にはなってしまいますが、前日に皆既日食帯に入ってフェスティバルも楽しむという姿勢の場合はこれもよさそうです。ただ、いかんせんポートランドに一番近くて激混みになるのではないかと考えると、駐車場を予約できるのはいいにしても何らかの問題が起きる可能性は無くはなさそうにも思います。広い臨時駐車場でトイレはどうなるかも気になるところです。

 

 もっと人の少なそうなところを考えるならば、ポートランドからインターステート84号線を西に進んで、ベイカーからオンタリオのあたりの皆既日食帯での観察を考えると良さそうです。先出のマドラスから東に向かうUSハイウェイ26号線沿いもいいかもしれません。特にオンタリオの快晴率は7割を超えているようで、大いに期待できそうです。当日朝に渋滞しないか気にはなりますが、実は皆既日食ツアーでも、宿泊は皆既日食帯の外で当日に皆既日食帯に移動するというものが多くあり、セーラムなど都市部ならともかく、田舎ではとんでもないことまでは起こらないのではないかという気もします。

 

 ちなみに、アメリカのホテル・モーテルの全てが Booking.comなどの世界的予約サイトに登録されているかというとそんなことはなくて、独自の予約システムを使っていたり、そもそも予約システムもなく電話で受付というところも結構あり、それらは Google Mapで "hotel" や "motel"を検索することで見つけ出していくことになります。

 

私の場合 ~ 宿確保の戦い

 私の場合は欧米の旅行は基本がレンタカーなので、レンタカー運転に問題はなく、あとは宿泊場所の問題でした。前回書いた通り最初は海岸沿いのニューポートのトラベロッジを約5万円で確保したのですが、その後同じ海岸線沿いのリンカーンシティの宿を約1万円で確保し直しました。しかしその後に海岸線沿いは晴天率がやや低いと知り、少し内陸でどこかないかと探していたところ、皆既日食帯の真ん中あたりに位置するサブリミティという場所のモーテルチェーンの部屋が約1万円で出ているのを見つけたのですが、色々調べているうちに満室になってしまい、仕方なく別を探してコーバリスというところの約6万円の宿を確保しました。

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 それでも1泊6万円は高いだろうということと、ポートランド-セーラム-ユージーンの一帯は人が多いだろうとの観測から、もっと内陸でなんとかならないかと試行錯誤していたところ、快晴率が非常に高いオンタリオのすぐそばに位置するペイエットという小さな町の、口コミ評判がかなり悪いモーテルが約7,000円で1室だけ空いているのを妻が発見し、そのままそのパソコンを奪い取って速攻で予約したのでした。

Payette Motel

 

まとめ

 てっきり出遅れたと思っていたのですが、案外とまだ個人手配可能なのではないかという印象です。レンタカーがダメでも、鉄道とホテルをインターネットから予約することで、旅程を完成させることができるのはいいですね。

 

 なお、今後に募集を開始するツアー会社がこちらにあるのですが、以前に参加した人が優先されるようです。

:: 2017年アメリカ皆既日食観測ツアー