なんちゃって陸マイラーのSFC修行

ANAマイルを年間50万以上を手抜きで獲得する陸マイラーのブログ

SFC修行用語集 ~ 「プレミアムポイント」と、他の「プレミアム」な用語のまとめ

 こんにちは、AMFです。陸マイラーなりSFC修行なりをはじめると、謎の用語や似たような用語がたくさん出てきます。今回は「プレミアム」と「プラチナ」がつく用語を一覧にしたいと思います。こんがらがったら参考にして下さい。ポイントは、

  1. 「プレミアムポイント」と「プレミアムメンバー」には密接な関係があるけれども、「プレミアムクラス」、「プレミアムエコノミー」、「ANAカードプレミアム」などは無関係である
  2. 「プラチナメンバー」は、「プレミアムメンバー」の一区分(3段階のメンバーステータスのうちの、2番めのステータス)である

ということです。

 

f:id:anamileagefreak:20160613234400j:plain
↑これはプレミアムモルツ

 

「プレミアムポイント」(略称"PP")

f:id:anamileagefreak:20160618232951p:plain

 

 ANAで上級会員(プレミアムメンバー)になるために貯めなければならないポイント。いわゆるフライトマイルと似ているが、計算方法が若干異なる。また、マイルと違って、基本的にはANAグループやスターアライアンスメンバー航空会社の飛行機に乗らないと貯まらない。マイルとプレミアムポイントは完全に別建てで積算され相互に交換することはできず、1月から12月までに貯まったプレミアムポイントは、年が明けるとご破算になる。ANAのSFC(スーパーフライヤーズカード・詳しくは後述)を取ろうと決意した人は、12月末までにプレミアムポイントを50,000ポイントを獲得するために、必死になって飛行機に乗る。そのような行為を「SFC修行」、それをする人を「修行僧」、達成することを「解脱」と言ったりもする。修行する人の多くは出来るだけ少ないお金で修行を終わらせたいと考えており、その指標となる "PP単価"(1プレミアムポイントあたりの獲得にかかるの費用)が話題にされる。一般にPP単価が10円より高いか安いかが、修行効率の良し悪しの分かれ目と考えられるようである。


 

 「プレミアムメンバー」「プレミアムメンバーサービス」

f:id:anamileagefreak:20160620084432p:plain

 

 ANAマイレージクラブの上級会員とその提供サービス。当年内にプレミアムポイントを 30,000ポイント貯めると翌年度にブロンズメンバー(会員)に、50,000ポイント貯めるとプラチナメンバーに、100,000ポイント貯めるとダイヤモンドメンバーになることができる。つまり「プラチナメンバー」は「プレミアムメンバー」のうち2番めの階級である。このうちプラチ会員は特に重要で、プラチナ会員になるとラウンジが使えたり、優先搭乗、手荷物の優先受け取りなど、上級会員であることを実感できるサービスをいろいろと受けられるようになる上、SFC(スーパーフライヤーズカード)を申し込む権利ができる。SFCはプラチナメンバーとほとんど同じサービスを受けることができるようになるクレジットカードで、ちょっと高めの年会費を払い続ける限りそのサービスを受け続けることができる。そのため、多くの人がプラチナ会員となってSFCを取得することを目指し、「修行」を行うのである。

 ややこしいのは、プレミアムポイントを貯める区切りは1月から12月であるのに対して、プレミアムメンバーサービスが提供されるのは翌年度、つまり4月から3月である点である。これが次の「プレミアムメンバー事前サービス」のありようを若干ややこしくしている。 


 「プレミアムメンバー事前サービス」

f:id:anamileagefreak:20160620090034p:plain

 

 プレミアムメンバーサービスは、プレミアムポイント条件達成の翌年4月から翌々年3月末まで提供されるが、本式サービス開始までの間、本サービスとほとんど同等のサービスを受けることができる制度。例えば 2017年1月から7月までに50,000プレミアムポイントを達成した場合、本式のサービスの提供は2018年4月からスタートするが、それまでの間も事前サービスとしてほとんど同等のサービスを受けることができる。また、例えば 2018年1月から3月までに50,000プレミアムポイントを達成した場合は、本式のサービスはその翌年である2019年の4月からスタートすることになり、それまでは事前サービスを受けることになるが、この場合の事前サービスは2018年4月中旬にスタートするので、達成から少し間があく。間があくとは言っても、結局2018年4月中旬から2020年3月までの2年間近くのサービスを受けられるのだから、悪くない話である。


 「プレミアムクラス」

f:id:anamileagefreak:20160620091050j:plain

 国内線の上級席。ANAの国内線は普通席とプレミアムクラスの2区分なので、これ以上はない。プレミアムクラスの搭乗する場合、空港でANAラウンジなどを利用できたり、機内食が出る上にそれでも足りなければ追加で軽食を注文できたり、デザートでアイスクリームが出たり、お酒、ジュース類もいくらでも飲める。当日に普通席からアップグレードする場合は税込み9,000円。国際線でビジネスクラスに乗るよりもリーズナブルな出費でいい気分を味わえる。また、特に遠距離路線でははプレミアムポイントを効率良く稼げるため、SFC修行をする人の御用達である。  


 

「プレミアムエコノミー」 (略称"プレエコ")

f:id:anamileagefreak:20160620090946p:plain

 

 国際線の、エコノミーより上でビジネスより下の席。国内線のプレミアムクラスに比べるとかなりしょぼいプレミアム度ではあるが、ブロイラーのようなエコノミー席に乗るのに比べれば快適さは段違い。機内サービスもエコノミーより上でビジネスより下だが、普段エコノミーにしか乗らない人が「これはビジネスクラスです」と言われて知らずに乗ったら、そう信じてもおかしくないぐらいの差はあると思う(個人的感想)。また、プレミアムポイントの計算上優遇されているので、国際線でSFC修行をする人の御用達である。

 

 

「ANAカードプレミアム」(参考:公式サイト)

f:id:anamileagefreak:20160620091243j:plain

 

 ANAカード(クレジットカード)の最上級カード。ANA JCBカードプレミアム、ANA VISA プラチナプレミアムカード、ANAダイナースプレミアムカード、ANAアメリカンエキスプレスプレミアムカードの4種類がある。年会費がそれぞれ 75,600円、86,400円、167,400円、162,000円と想像を絶する高さで、普通のカードの使い方ではとても割りに合わない。ただし決済額に応じた付与ポイントの優遇、ANAグループ便に搭乗した際のフライトマイル付与の優遇など、年会費が高いなりのサービスもあるので、決済額によっては一考の余地はある。

 

「プレミアムチェックイン」

f:id:anamileagefreak:20160620091656j:plain

 

 ANA国内線主要空港で、プレミアムクラス搭乗者やANAマイレージクラブ上級会員、ANAカードプレミアム所持者などが利用できる、混雑しにくい特別な窓口。ここで手続きをした後は、そのままプレミアム専用検査場に進むことができる。「プレミアムクラスの空席があればアップグレードしたい」という人もこの窓口で手続きできて、アップグレードできなかったとしてもそのままプレミアム専用検査場に進むことができるので、アップグレードを考えている人はこの窓口で申し込むことをお勧めする。


 

「プレミアム御膳」(参考:公式サイト)

f:id:anamileagefreak:20160620084430j:plain

 

 プレミアムクラスで提供される機内食。13:00以前の出発便と17:00以降の出発便で提供される。正式名称はローマ字で "Premium GOZEN" と書くらしい。おしながきに必ずカロリーが書いてあるが、500キロカロリー前後のものが多く、わりとヘルシーなところが良い。一部幹線では、普通席搭乗であっても、ANA MY CHOICEから予約しておけば機内で食べることができるようだが、価格は 1,800円と結構な値段だったりする。



「プレミアム茶房」(参考:公式サイト)

f:id:anamileagefreak:20160620084438j:plain

 

 プレミアムクラスで提供される軽食とお菓子。正式名称は, "Premium SABO"らしい。13:01~16:59に出発する便で提供されるが、16:35那覇発羽田行きでは、羽田到着19:00と夕食時間帯にかかるにもかかわらず茶房が提供されてがっかりするので、できればこの便は避けたほうが良い。

 

「プレミアムスナック」(参考:公式サイト)

f:id:anamileagefreak:20160620084437j:plain

 機内販売のスナックらしい。この記事を書くために調べていてはじめて知った。なんでも「プレミアム」とつければいいというものではないと思う。

 

・・・以上、思いついく限りコメント付きでご紹介しました。