なんちゃって陸マイラーのSFC修行

ANAマイルを年間50万以上を手抜きで獲得する陸マイラーのブログ

PP単価、PP獲得効率のいいプランまとめ

 こんにちは、AMFです。2016年春にふとANAのSFC修行を思い立ってから、自分の修行プランをつくり上げるまでの間に、PP単価(プレミアムポイント単価)、PP獲得効率(単価+時間)に関していくつか気付いたことを簡潔にまとめておきます。なお、これらのプランは自分の修行に際してすべて実行したので、その体験談についてはこちらをご覧ください → 2017年にも使えるか? 2016年SFC修行・ダイヤモンド修行のまとめ(その1) - なんちゃって陸マイラーのSFC修行 また、「そもそもPPって何?」という方は、「SFC修行用語集 ~ 「プレミアムポイント」と、他の「プレミアム」な用語のまとめ」をご覧ください。

 

 

1. 国内線プレミアムクラスで沖縄などの往復

f:id:anamileagefreak:20160428222825j:plain

 

 まとまった休みがとれない方だと、この方法一本で修行し通す方も多くいらっしゃることと思います。プレミアム旅割28や、プレミアム株主優待割引での行程です。東京-那覇だと片道2,860マイル、往復5,720マイル。PP単価は一番安いと8円を切りますが、概ね 8.5~11くらいでしょう。沖縄便の場合は冬場が特に安く、次いで春秋が安く、夏場は高くなるようです。

 沖縄便以外でも、成田発とか関空発、中部発で効率いいものがちょこちょこあります。ちなみに私が取った羽田-沖縄単純往復は、往路25,790円、復路21,490円で、PP単価は約8.3でした。時期は6月でした。1月、5月~6月、年末が安めのようです。

 

 # 普通席でも沖縄路線を中心に、普通席の旅割75や、タイムセール、夏の沖縄のギャラクシーフライトなど、PPを効率よく稼げる方法があります。その代わり一回あたりの獲得PPが少ないので、搭乗回数を増やす必要があります。時間的効率を重視してプレミアムクラスを利用するか、金銭的効率を重視して普通席を利用するは各自の状況次第です。

 

 2. 海外旅行の前後に国内線乗り継ぎをつける

 東京発の海外旅行であっても、わざわざその前後に乗りつぎをつけて那覇発で発券すると、東京-那覇間の国内線部分は片道運賃が5,000~5,500円で、その区間のPPが1,968ポイントもらえるので、その区間に限ってはPP単価が 2.5~2.75円ぐらいになるというものです。最初の那覇までプレミアム旅割28やプレミアム株主優待割引で行くことにすると、

  • 那覇までの移動分:羽田-那覇 2,860PP、約25,000~30,000円
  • 国際線乗継部分:那覇-羽田(成田) 1,968PP、5,000~5,500円
  • 合計 4,828PP、約30,000~35,000円、PP単価 6.5~7前後

となって、単価も効率もかなりいいわけです。

 

 ちなみに、この仕組を知ったあとで最初に取った航空券が、本体の海外部分が台湾ビジネスクラス往復という間抜けな取り方で、前後の沖縄修行の単価の良さ以上に、台湾往復の単価の悪さに引きずられて、羽田-那覇-羽田-台北-羽田-那覇-羽田の総額は197,330円、獲得予定PPは15,442PPで、PP単価は12.8です。ああもったいない。

 

 

 3. 国際線のプレミアムエコノミーを利用する

 普通は、格安な運賃だとマイルやプレミアムポイントの積算率が低く、高い運賃だと積算率も高くなるように設定されていますが、ちょっとばかり例外になっているクラスがあります。それがプレミアムエコノミークラスです。

 例えば、通常のエコノミークラスですと、以下のように、運賃の種類別にマイルの積算率に差がつけられていて、特に期間限定などで登場する格安運賃では、マイルが30%しか付かない設定です。

f:id:anamileagefreak:20160423134538p:plain

 

 ビジネスクラスでは、格安エコノミークラスほど積算率が悪くなることはないですが、それでも期間限定運賃などでは70%ということが多いです。

f:id:anamileagefreak:20160423134536p:plain

 

 ところが、プレミアムエコノミークラスでは、運賃の種類に関係なく100%の積算率となっているのです。

f:id:anamileagefreak:20160423134537p:plain

 

 実際には、プレミアムエコノミーを普通に発券すると、ビジネスクラスに近い価格帯になる区間がほとんどで、お得感のある行き先はほとんどありません。ただしシドニーだけは、2016年度は通常のビジネスクラスの半額程度の 195,000円程度で往復できて、獲得PPは15,388、PP単価は12.7程度とまあまあで、その前後に沖縄修行をつけると、26万円~27万円程度で25,044PPを稼げることになり、PP単価は10.5前後でした。2017年度は、なんと138,000円程度で往復できて、PP単価は9円を切ります。その前後に沖縄修行をつけると20万円~21万円程度となり、PP単価8円程度で 25,044PPを稼げます。なお、プレミアムエコノミーで購入した席を、マイル特典でアップグレードしても、マイルとPPについてはプレミアムエコノミーで獲得できるものがそのまま獲得できます。

 私がこれに気づいてチケットをとったときには 185,000円ぐらいでした。前後の沖縄修行を含めてPP単価が 10弱となり、これは良かったと思っていたのですが、次に紹介する Tipsを知って後悔したのでした。ただしそれは2016年のことであり、2017年は先に書いたように更に安い運賃があるとなると話は別で、この格安運賃のことは以下の記事で書きました。

シドニー往復プレエコが13万円台、PP単価約9円で15,388PP獲得、那覇修行をつけてPP単価8以下でも解脱可能、土日の修行にも! - なんちゃって陸マイラーのSFC修行

 また、シドニーのプレミアムエコノミーと前後の那覇修行のことは、以前に単独記事でご紹介しました。

シドニー往復と前後の那覇修行で25000PP獲得! - なんちゃって陸マイラーのSFC修行

 

 4. 海外旅作を利用してプレミアムエコノミーで出かける

 ANA公式のツアーである旅作は、フライトとホテルを自分で組み合わせることができて、しかもバラバラに取るよりも安いことが多いので、時間が取れる人には使いやすいツアーです。昨日ご紹介したビジネスクラスシンガポール8万円は、さすがに何らかの設定ミスだったのだろうと思うのですが、正規の公式価格でも使える組み合わせがいくつか出てきます。

 詳細は少し前にこの件についてご紹介した以下のページをご覧頂ければと思いますが、東京発シンガポール往復とその前後に那覇修行を付けて、丸3日で20,392PPを17万円ぐらいで獲得するプランを筆頭に、4日間でバンコク 19,062PPの旅、先に述べた5日間でオーストラリア 25,044PPの旅などが検討に値します。比較的格安のプランは、4月~9月分がその年の1月末頃に、10月~翌年3月分が7月~8月頃に発表になるようです。

 ちなみに旅作を予約する際に、直接ANAサイトに入って購入するのではなく、ポイントサイトを経由してから購入すると、ポイントサイトのポイントを獲得でき、そうして獲得したポイントをマイルに交換することで数百~1,000マイル程度を追加で獲得できます。その方法については以下の記事をご覧ください。

 5. スターアライアンスメンバーのフライト(特に格安ビジネスクラス)を利用する

 最後にご紹介するのは、ANAではなくてスターアライアンスメンバーのフライトでプレミアムポイントを獲得する方法で、これも言い古されたものではありますが、これを書いている時点では中国国際航空(エアチャイナ)が使いやすく、PP単価10以下でビジネスクラスで寝ながら大量PPを稼げます。これについても先日書いたご紹介記事をご参照頂ければと思います。

 

 その先日の紹介記事でご指摘いただいたのですが、ANA以外の搭乗でのPPは、プレミアムメンバー特典の一つである、アップグレードポイントの獲得基準には計算されません。そのため、例えばプラチナ修行50,000PPを、全てANAグループで稼げば、もらえるアップグレードポイントは20ポイントとなりますが、50,000PPのうちの20,000PP弱を他社便で稼ぐと、50,000PP達成時点でANAグループでの獲得PPが30,000PP強となり、もらえるアップグレードポイントは10ポイントになります。アップグレードポイントは、アップグレードに使わなくても、通常1アップグレードポイント→1,000ANAコインに交換してもらえるので、この点は考慮しておく必要はあるかと思います。ダイヤモンド修行では、ANAグループでの獲得が100,000PPであっても80,000PPであっても、もらえるアップグレードポイントは40ポイントで同じなので、ダイヤモンド修行の場合は、修行プランに1回入れてもいいかなという気がします。

 

6. クアラルンプール発日本行き、アメリカ・カナダ行きチケットを利用する

 海外から日本へ、または日本を経由してさらに別の海外に向かうANAのチケットのうち、クアラルンプール発のチケットはPP獲得効率がよくなっています。特に、プレミアムエコノミークラスでクアラルンプールから羽田へ、そこから乗り継いで沖縄方面に到着するチケットは非常に効率がよく、14750PPをPP単価6円未満で獲得することも可能です。ビジネスクラスではPP単価8円台となりますが、それでも悪くありません。関東在住であれば、クアラルンプール→羽田便で羽田に飛んだ後に家に帰り、ゆっくり休んでから翌日に羽田ー沖縄を往復することも可能で、その後のクアラルンプールへの戻りを日を改めて例えば金曜深夜に出発することにして、それを何回か繰り返せば、ほぼ週末だけで簡単にステータスを獲得することができます。つまり以下のような日程を何本か繋げばいいのです。

  • 土曜日午後クアラルンプール発→土曜日夜羽田着
  • 日曜日:羽田ー那覇往復
  • 別の週の金曜日深夜羽田発→土曜日朝クアラルンプール着

 

最初のスタートのためにクアラルンプールに行き、最後にクアラルンプールに着いた後に日本に戻る部分は、エアチャイナビジネスを利用するのが効率が良くなっていますが、エアチャイナは嫌だよという場合はエバー航空のクラスM発券か、素直にANAで飛ぶことになるでしょうか…(ANAで入れ子になることが問題ないのかどうかは未確認です。すみません)

 

まとめ

 以上、私が知った Tipsをいくつかご紹介しました。冒頭でも書きましたが、これらのプランをすべて自分で実践してきましたので、よろしければ以下のまとめ記事もご覧ください。皆様のANA SFC修行、ダイヤモンド修行の参考になれば幸いです。


 ANA便の獲得マイル・PPを調べるにはANA公式サイトのフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションをご利用下さい。

  また、国際線については、こちらに簡単な表を作っておいてあります。

 

※ 上記はあくまで第三者が見つけた情報です。最終的な情報確認はANAオフィシャルサイトでお願いします。